普通。いたって普通、の毎日。
学校も親も勉強も、全然ピンと来ないよ。
同じことの繰り返し。毎日、毎日、まいにち・・・

シブヤドロップス

今日はずっと前からチエ(藤森麻由)と約束していた日。
学校発、JR経由シブヤ行き。
地元の何十倍汚い空気もなんだかおいしい。
「このままシブヤに住んじゃわない」そうチエと約束した。
なのにチエは帰るんだね。あっちに。
スクランブル交差点の向こうに私はどうしても戻れなかった。
終電なくなって、夜のシブヤに一人取り残されて、
さてどうしようか。
そんな時、画家志望のテツ(浪岡一喜)が現れた。
テツのバイト先・無国籍カフェバーは、
ホームレスのたまり場だった。
私が生きてる場所と全然違う。
子供のようにはしゃぐおっさん達を見ていると、
ホームレスもいいかなって思うよ。

シブヤドロップス

「あんなの自由でも何でもないからね」
ウエイトレスの言葉は私を現実に引き戻す。
わかってる。
私だって楽しいことばかりじゃないことくらい、わかってる。
でもここはシブヤ。一緒にいるのはホームレス。
世界一自由なこの空間で
思いっきり空気を吸ったっていいじゃない。
走り回ろう、シブヤという公園で鬼ごっこをしよう。

シブヤドロップス